教授
新しい機械構造システムの創出を目標として、メカニカルインタラクションデザイン=「構成要素間、機械と対象(環境等)間、機械システム間などの多様な相互作用」に着眼したシステム設計に関する研究を行っています。展開構造物を含む宇宙構造システムなどが主な研究対象です。
機械工学と医学の境界領域を開拓し、人・社会をより良くするバイオ・医工学研究を推進しています。生体のモデル化技術、構造や流体の実験とシミュレーション技術を駆使し、先端治療機器や生体内で再生する脱細胞化組織の開発、また、患者さんに迅速に届けるための安全性と有効性の評価技術開発を行っています。
人の心技体に関わる脳神経科学等の学問とロポット工学を融合することで、脳神経系の再構築まで促す人間支援機械のデザインの在り方を追求しています。身体感覚を増強するリハビリ支援RTや救急診断・癌治療ロボット、大型な建設機械を手足のように操るための知能化技術の研究開発が主なテーマです。
人と自然と機械の「間」のデザインが研究テーマです。生命システムの構想に基づき、身体の運動感覚・イメージを創出するインタフェース、身体的つながり感・一体感を生みだすコミュニケーション、痛みなどの主観現象や雰囲気を伝えるディスプレイなどを研究開発しています。
バイオ分野、環境分野、航空宇宙分野などの先進分野では、従来とは一線を画する新しい技術や部品が常に求められています。各分野のブレイクスルーに繋がるマイクロ・ナノ加工技術の確立と高機能なオリジナル部品の創出を目的とした研究を行っています。
機械の視覚機能を実現するための画像処理技術を研究対象としています。外界の状況や操作対象を画像処理により認識して自立的に行動可能なロボットや、手術ナビケーション等の医用工学への画像処理応用を目指すとともに、画像処理全般の研究も進めています。
内燃機関や触媒による排気浄化システム、燃料電池などの内部で生じる化学反応と熱・物質移動により支配される現象を実験とシミュレーションの両輪で研究しています。燃焼や有害排出物質の生成・分解のメカニズム解明とその制御を通じて、 次世代パワーシステムの実現を目指しています。
人聞の心身モデルをペースとしたバイオメカニズムのアプローチによる、人周の生活支援や人間と共同作業ができるロポットの開発、人間にサービスを提供する環境の設計・構築、機械システムにおける心(知能・感情、学習)の探求を通して、人間と共生できる機械の設計原理の導出を目指しています。
ヒューマノイド〈人間型)ロボットの設許・制御手法およびその応用手法の確立を目指して、機械モデルに即した実証的な研究を進めています。「ロボットにとって究極のお手本は人間(生物)である」という考えに 立脚しています。2足歩行、情動表出、音楽演奏、医療訓練用仮想患者など、様々な機飽のヒューマノイドの開発を進めています。
流体構造連成とは多数の物理が連成する現象の中でもっとも複雑であるといっても過言ではありません。図のパラシュートは変形をしながら、空気を動かすことで宇宙船を減速し、安定な降下を実現しています。私たちの研究室では、このような現象をスーパーコンピュータを駆使し解析することで機械工学に貢献しています。
化学・熱・電気エネルギーの相互変換システムを研究対象としています。高効率な燃料電池や化学再生発電システム、CO2分離回収貯留(CCS)を組み合わせた水素製造やコプロダクションシステムの開発を通じて、持続可能な近未来のエネルギーシステムの実現を目指しています。
力学的特性を考慮する予測・解析技法を活用した実験検証・机上検証との整合性を考慮した設計技法の改善・考案を目的とした一連の研究を実施しています.構成要素が多岐にわたり,技術分野が多岐にわたるような問題も取り扱っています.たとえば,機械(構造・熱・振動・衝撃)・電気・通信などが関連する人工衛星を設計・製作しています.研究室サイトをご覧ください.
准教授
人間をはじめ、動物や植物などさまざまな生物と共生するロボット・システムの開発に取り組んでいます。生物とロボットのインタラクションを一つの閉ループと考え、生物がもつ適応を積極的に活用することで、両者の間に今までにない共生関係を作りだすことを目指しています。
めまぐるしく変化する社会と環境に調和するエネルギーシステムの提案が研究テーマです。力学的法則に基づいた数理モデルを用いたシミュレーションおよび実験的研究を行っています。水素混焼ガスタービン燃焼器における燃焼振動、病院等重要拠点での分散型エネルギー機器導入計画といった、エネルギー変換に関する機械システムを対象として工学的課題の解決を図ります。