2016.04.22 construction
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2016.02.02
2015年10月31日(土)から3月6日まで六本木の森美術館開催している「村上隆の五百羅漢図展」。
しばらく海外での展覧会が主だったようですので、国内では14年ぶりの待望の個展のようです。
その見どころを簡単にご紹介致します。
今回、村上隆は美術史家の辻惟雄との雑誌連載対話や
長沢芦雪や狩野一信などが描いた五百羅漢図に触発され
日本中の美術大学から大勢のスタッフを集めて
全長100メートルに及ぶ巨大絵画を短期間で一気に完成させるという難業に取組まれたようです。
本制作に関係した人数は延べ200人超といわれます。
制作風景のVTRや制作過程の資料も展示してあります。
とくに印象的だったのはこれです!!!
「指示どおりヤレ!!ボケ・・」と書いてあります(苦笑)
これには驚きました。アート作品もただ感性のままに作られているのではないようです。
村上隆の芸術はものすごく綿密に設計された世界なのかもしれないと思いました。
五百羅漢とは、釈迦の教えを広めた500人の弟子である聖人たちで
煩悩を滅し人々を救済したとされています。
この度の作品は、宗教と芸術、人間の死や限界をテーマとし
村上隆の新たな創作の境地を示す記念碑的な作品となりました。
完成直後に海外に渡ったため、今回が日本で初の里帰り展示となります。
村上隆にしか出せない独自のタッチで、何とも言えない不思議な魅力があります。
二次元の絵でも、これだけ巨大なスケール感になると空間にうったえかける力は強烈です。
日本というアイデンティティを武器に、世界的に活躍されている村上隆。
ジャンルは違いますが、刺激を受けて楽しかったです。
まだあと1ヶ月ぐらいはやっていますので、このチャンスに皆様も是非!!!
komaki