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パース担当の比嘉です。今回は印刷博物館のP&Pギャラリーで行われている「3Dプリンティングの世界にようこそ!」と言う展示会に行ってきました。2013年は3Dプリント元年と言われ、家電量販店で一般の人にも手の届く価格で3Dプリンターが続々と販売されました。
それから1年経ったタイミングでの展示会だったので、一年でどう進化したのか興味があったので行ってきました。写真は撮影不可だったので文章のみでレポート致します。
「 様々な素材での3Dプリント 」
・樹脂(3Dプリントではおそらく一番ポピュラーな素材。)・木(粉末状の木材と樹脂を混ぜたもの。比較的安価。)・石膏(着色が容易でカラフルな物が作れるそう。)・紙(積層された紙を削り出して形を作る。安価。)
この中で私が気になった素材は、紙でした。
作成する3Dプリンターは展示されていなかったので機械の大きさは解りませんが、他の素材と違い溶剤などの化学物質などをあまり使う事がなさそうで良いなと思いました。(紙同士をくっつける接着材は必要だとは思いますが...あと紙ゴミもそれなりに出そうです。)
仕上がりの印象ですが、ぱっと見た感じでは白い紙粘土の様で綺麗でした。紙なので表面にプリントも可能で色々と可能性を感じます。紙のプリンターで建築模型をいつか作ってみたいなと思いました。
「 様々な分野での活用 」
・デザイン、プロダクト・医療・文化財などの研究・食品
活用に関しては特に驚きはなかったです。建築絡みの内容もなかったです。(模型が見たかったです。)一つ上げるとすると、食品にも3Dプリンターが使われる時代がもう来ているそうです。個人的にはちょっと食欲がそがれるのであまり好きではないですが...。
会場自体は広くはなかったので、ボリュームは少し物足りなかったですが、3Dプリントに興味のある方であれば楽しめる内容ですので、少し先の未来を感じてみたいなという方にオススメです。
以上、パース担当の比嘉でした。