2016.04.22 construction
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2012.11.23
赤レンガの建物探訪つづきのカジャデザインです。
先週の井土さんの美術館に続き、佐藤は、群馬の《富岡製糸場》へ行って参りました。
『世界遺産へ推薦』が決まり、地元は大盛り上がりです。
明治政府の殖産興業政策の一翼を担うべく誕生した富岡製糸場。
ヨーロッパの技術と日本独自の工法が融合してできた、近代日本を象徴する建物です。
ボランティアの方が、詳しく説明をそえて順に案内して下さいました。
◆東繭倉庫、西繭倉庫
明治5年の建築。
木の柱の間に、赤レンガの壁をはめ込んだ「木骨レンガ造」。
1階は事務所や繭取扱所、2階が繭の保管場所でした。
木の柱が、ペンキ塗り等のまめな手入れのおかげで、百数十年たった今も健在です。
◆繰糸場
同じく明治5年の建築。
木骨レンガ造平屋建て。トラス構造の小屋組。
幅12.3m、奥行き140.4m、高さ12.1m。
木骨で、この幅、この奥行き・・・
しかも明治の初めに・・・
SE構法のような金物も何もない時代に、この美しいトラス。
惚れ惚れします。
◆ブリュナ館
工場建設、指導をしたフランス人のブリュナが数年、家族と居住していました。
建物の周囲にベランダを巡らせたコロニアル様式の建物。
木骨レンガ造平屋建て、寄棟造り桟瓦葺き。
雰囲気がとてもいいです。
◆その他
鉄水槽、女工館、検査人館など、見どころいろいろ。
工場らしいこんな看板も。
「工場が世界遺産??」と思っていたのですが、
実物を見るとその魅了ある建物と迫力に圧倒されます。
「ぜひ世界遺産に!!」という感じです。