こんにちは。パース担当している比嘉です。お休みを利用して地元の沖縄に帰った時、沖縄県立美術館で「田中一村展」が開催されていたので行ってみました。
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暑い沖縄にピッタリの珊瑚の様な乾いた質感で色も真っ白い砂浜のようでさわやかです。
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斜めに傾斜のついた壁が段々に積み重なった様は海底遺跡を思わせ、整然と並んで空けられた穴が涼しげです。因にこの穴のあいたブロックなんですが、沖縄の住宅でも随所に使われているので、沖縄の人には新しくも、親しみのある美術館になっているのではないでしょうか。
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館内の中庭奥には昔の沖縄の家を丸ごと再現したお家が。
それでは展示を見てみます。今回は、田中一村でした。一昨年前千葉で展示していた時も行ったのですが、沖縄にも来ていました!これは行くしか無いです。
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田中一村は、幼い頃から才能に恵まれ、大人顔負けの技術で水墨画を自由自在に描いていたといいます。そのまま東京芸大に進学するのですが、身内の病のため中退、絵は描き続けるが当時の美術界ではみとめられないままの状況がつづく。
その後、奄美大島に移住。そこで奄美の自然や鳥などを題材に描き続けるが、亡くなるまで評価される事が無かった。
没後、新聞やテレビなどで取り上げられ話題になり、現在日本各地で展示会が催されるほどの有名な画家に。
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私は田中一村の絵が大好きなのですが、結構好き嫌いが分かれると思います。「日本のゴーギャン」とも呼ばれているようですが、私には「アンリ・ルソー」と「伊藤若冲」が混ざった様な絵に感じます。(特に晩年の絵が)
今あげた画家が好きな方にはおすすめです!ぜひぜひ検索してみて下さい。
ゴールデンウィークの比嘉でした。