2016.04.22 construction
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2011.11.28
あと数日で師走。今年ももう一ヶ月余りとは早いですね。
なにかと忙しい毎日です。
今日は「地耐力」のお話です。
いくら丈夫な歯を持っていても、歯槽膿漏で歯茎がぐらぐらなら、おせんべいは食べらないですね。
家も同じく、いくら頑丈な建物を建てても、地盤がゆるくて基礎がしっかりとしていなければ、家は傾きます。
そんな事にはならないよう、家を建てるには、「地耐力」にあった地盤改良、基礎工事が必要となります。
いい家を建てるため、まずはじめに土地の購入前の場合は、その辺りの地盤が固いかゆるいかを調べます。
一般に武蔵野台地は固いとか、地名に「沼」などがつくと緩いとか、言われています。
今は、ネットで検索すると、その地域の地盤の状況が出てくるサイトもあります。
そして、土地を購入してからは、地盤調査により、その「地耐力」を調べます。
「地耐力」とは、地盤がどれくらいの荷重に耐えられるかを、1平方メートル当たりの重さで表したものです。
土は、その粒子の大きさの違いから、岩、砂礫、砂、シルト、粘土の5種類に分かれます。
粒子が大きい岩ほど地耐力が高く、粒子が小さい粘土ほど地耐力が低くなります。
地耐力と基礎の関係は、建築基準法で、下記のように定められています。
・地耐力 20KN/平方メートル未満・・・・・・・・・・杭基礎
・地耐力 20~30KN/平方メートル未満・・・・・・杭基礎、ベタ基礎
・地耐力 30KN/平方メートル以上・・・・・・・・・・ベタ基礎、布基礎
住宅の場合は、地盤調査の結果が20KN/平方メートル未満などだった場合、地盤改良で杭を打ち、
地耐力を最低20できれば30KN/平方メートル以上にあげて、ベタ基礎を打つというケースが多いです。
(ベタ基礎とは、床下も全部がコンクリートになっている基礎です。)
そして、こわいのは液状化現象。
東日本大震災の浦安の映像は、記憶に新しいところですね。
埋めたて地など、地下水位の高い砂地盤では、杭基礎などのしっかりとした基礎の検討も必要です。
カジャデザインでは、そのデザイン力と共に、安心できる家づくりを目指してまいります。