地耐力

2011.11.28

あと数日で師走。今年ももう一ヶ月余りとは早いですね。

なにかと忙しい毎日です。

今日は「地耐力」のお話です。

いくら丈夫な歯を持っていても、歯槽膿漏で歯茎がぐらぐらなら、おせんべいは食べらないですね。

家も同じく、いくら頑丈な建物を建てても、地盤がゆるくて基礎がしっかりとしていなければ、家は傾きます。

そんな事にはならないよう、家を建てるには、「地耐力」にあった地盤改良、基礎工事が必要となります。

いい家を建てるため、まずはじめに土地の購入前の場合は、その辺りの地盤が固いかゆるいかを調べます。

一般に武蔵野台地は固いとか、地名に「沼」などがつくと緩いとか、言われています。

今は、ネットで検索すると、その地域の地盤の状況が出てくるサイトもあります。

そして、土地を購入してからは、地盤調査により、その「地耐力」を調べます。

「地耐力」とは、地盤がどれくらいの荷重に耐えられるかを、1平方メートル当たりの重さで表したものです。

土は、その粒子の大きさの違いから、岩、砂礫、砂、シルト、粘土の5種類に分かれます。

粒子が大きい岩ほど地耐力が高く、粒子が小さい粘土ほど地耐力が低くなります。

地耐力と基礎の関係は、建築基準法で、下記のように定められています。

・地耐力 20KN/平方メートル未満・・・・・・・・・・杭基礎
・地耐力 20~30KN/平方メートル未満・・・・・・杭基礎、ベタ基礎
・地耐力 30KN/平方メートル以上・・・・・・・・・・ベタ基礎、布基礎

住宅の場合は、地盤調査の結果が20KN/平方メートル未満などだった場合、地盤改良で杭を打ち、

地耐力を最低20できれば30KN/平方メートル以上にあげて、ベタ基礎を打つというケースが多いです。

(ベタ基礎とは、床下も全部がコンクリートになっている基礎です。)

1128.jpg

そして、こわいのは液状化現象。

東日本大震災の浦安の映像は、記憶に新しいところですね。

埋めたて地など、地下水位の高い砂地盤では、杭基礎などのしっかりとした基礎の検討も必要です。

カジャデザインでは、そのデザイン力と共に、安心できる家づくりを目指してまいります。

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