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2011.10.21
皆さん「ヒートショック」ってご存知ですか?
ご高齢の方が家庭内で亡くなる原因の4分の1を占めているのが、この「ヒートショック」。
「ヒートショック」を起こしやすいのは。トイレ・洗面・浴室といわれています。
ちなみに、入浴中に亡くなる人は、年間1万人を超えると言われています。
これは交通事故で死亡する人より多い数なのです。
「ヒートショック」は寒くなる冬場に多く発生しています。
これから徐々に寒くなってきますので、是非注意したいものです。
そこで今回は「ヒートショック」とはどういうものなのか?
どういう対策方法があるのかをご紹介します。
「ヒートショック」とは、急激な温度変化が体に及ぼす影響のことで、
室温の変化によって血圧が急激に変化し、脈拍が早くなったりすることです。
これは、人の身体は体温を調節しようとするために血管を収縮させるので、
室温の変化によって血圧が急激に変化するために起こります。
冬場に、暖房の効いた部屋から寒い廊下やトイレに行く時に、
思わず体が「ブルブルッ」としますよね。
実はこの時、心臓に思った以上の負担がかかっているのです。
これを「ヒートショック」といいます。
高齢者や高血圧の人にとっては、心筋梗塞や脳血管障害などにつながり、
命取りになりかねないのです。
ヒートショックを起こしやすいのがトイレ・洗面・浴室です。
一般的な日本の家は、居室は南側、トイレ・浴室・台所などの水回りは北側に設置するのが標準的です。
中でもトイレ・浴室は、ほとんどが北側に位置しているのではないでしょうか?
このため冬になると日当たりの悪いトイレ・浴室が特に冷え込み、ほかの部屋との温度差が極端になる原因にもなっています。
真冬など、暖房をしているリビングとまったく暖房していない廊下やトイレとの温度差は、
10度を超えるといわれています。温められていた身体が暖房のないトイレや廊下へ出たとたん、
その温度差で「ヒートショック」が起こるのです。
では具体的な対策方法のご紹介です。
まずは「ヒートショック」が一番多く発生する浴室対策。
居室と浴室の温度差を少なくすることがポイントです。
そのためには、浴室を暖める必要があります。
そこで、簡単にできる浴室の温め方をご紹介します。
・浴室に入る前に浴室内を暖める。
浴室暖房機などが一番効率的ですが、ない場合はシャワーを数分出しっぱなしにして
暖めるという方法もあります。
・お湯の温度は低めに設定。
浴室での事故は、入浴温度41度を境にして死亡者数の増加がみられるそうです。
浴槽に湯を張る際は、41度以下にすることを心がけた方が良さそうです。
・高齢者や血圧の高い人は一番風呂を避ける。
「年寄りにさら湯はいけない」聞きますよね。
実はそのとおりなのです。家族が入浴した後の二番湯に入れば、浴室が温まっていますから、
ヒートショックも起こりにくくなります。
・浴槽への入り方
「かけ湯」や「半身浴」を組み合わせるなど入浴方法を工夫します。
これは心臓や肺を水圧の負担から守るので、高血圧の人、高齢者、心臓や肺機能が弱い人には最適な入浴方法と言えます。
これから寒い季節になってきますのでぜひ気をつけてみてください!
以上、デザイナーの井土でした。