自然素材 リフォームのメリットとデメリット

2011.07.29

自然素材 リフォームのメリットとデメリットはなんでしょうか?

今回はその点について思い当たるところ、考えてみました。

メリット
▼ LOHASな空間の実現
近年「LOHAS」という言葉が取り上げられていますが、「Lifestyles Of Health And Sustainability」の略で、
人や地球にとって健康が持続できるライフスタイルのことを指します。
リフォームに置き換えると、住む人の害にならない自然素材での内装で、
安全かつ健康な暮らしが出来る自然素材 リフォームであることを意味しています。
新素材には有害な物質などが含まれていることがありますが、
自然素材にすることによってシックハウスなどに悩まされることがなくなります。
▼ エイジングリフォーム
聞きなれない言葉かもしれませんが、一言でいうと完成してから住めば住むほど味わいが出てくるリフォームを指します。
新素材は使えば使うほど老朽化していってしまいますが、自然素材は使い込まれるほど味が出てきます。
それは自然素材は呼吸しているからです。自然素材は湿気や熱など季節の変化に合わせて伸びたり縮んだりします。
また使っているうちについてしまうような傷も、自然素材であれば自然ないい味わいへと変化を遂げていきます。
その証拠に欧米では自然素材の家は、きちんとメンテナンスされていれば、資産価値が上がっていくことが多いと言われています。
新素材は通常25年ほどで寿命をを迎えると言われています。住宅ローンは30年以上に渡ることも少なくないので、
出来るだけ長く住める住まいにしたいものです。
▼ 自然素材ならではの温かみや風合い
自然素材は新素材よりも光の反射が穏やかだったり、素材自体が呼吸しているため室内の環境が非常に快適になると言われています。
質感が味わいが上質なのはまさに自然素材の醍醐味です。


デメリット
▼ 素材の変化
メリットで自然素材は呼吸をしているということを述べましたが、これは大きなメリットでもある一方、デメリットになることもあります。無垢フローリングや珪藻土壁など、素材はその日の天候に合わせて水分量を自然と調節しています。
その結果、素材に反りや縮み、また割れが発生することがあります。
▼ 掃除のしづらさ
既製フローリングや壁紙クロスは、表面も加工してありツルツルしているため、当然掃除も非常にしやすくなっています。
しかし無垢フローリングや珪藻土壁は、汚れが一度付いてしまうと落とすのはなかなか至難の業です。
またどうしても椅子などをひいたり、家具を置いたりすると傷がつきやすいですし、日焼けも起こしやすいです。
▼ 施工金額の高さ
費用対効果としては決して高くはないのですが、どうしても自然素材は新素材よりも価格が高くなります。
また施工時間も既製品よりも長くかかってしまう傾向にあります。
そのため総施工金額は、新素材で実施するより高くなるため予算が多少なりともアップが必要になるしょう。

思い当たる点を並べてもメリット・デメリットありますが自然素材 リフォームとして、
私自身としては住んだ年数だけ価値を蓄積できるエイジングメリットを大切に
考えたいと思っています。

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