珪藻土のあれこれ

2011.07.02

もし家を建てたりリフォームをするなら
もちろん家族や自分自身が健康で過ごしやすい空間がいいですよね?

そこでみなさんが選択されるのが自然素材です。

同じ壁ならビニールで出来たクロスより珪藻土、
床なら接着剤で張り付けられた合板フローリングより無垢フローリングなどなど...。

ただ、自然素材はメリットばかりではありません!
もちろん色々な効能で私たちに快適な空間をもたらしてくれますが、
自然素材だからこその性格とも上手に気長に付き合っていくことが必要です。

例えば吉祥寺 ハウスギャラリーの壁にも使用をしている珪藻土。

珪藻土とはプランクトンの死骸が海底や湖底に溜まって化石化したものです。
顕微鏡で見ると珊瑚のように表面に沢山の穴が空いています。
この穴がよく言われる湿気を吸収したり放出したり、断熱性・保温性の効果の元となるのです。

珪藻土自体はサラサラの砂のような状態でそれだけでは壁に塗ったときに固まりません。
なのでつなぎとなるものが必要になります。
ハンバーグのパン粉や卵みたいなものですね!

それが同じ自然素材の粘土や石灰だと効能である珪藻土の穴は塞がれず
効能を最大限活かすことができます。
ですが、粘り気が少ないためヒビが入りやすかったり
強くこすると表面の土の粉が落ちたりすることもあります。

こうしたメンテナンス面から、つなぎに化学合成樹脂を使った珪藻土も最近ではよく見られます。
ヒビが入りにくく土がポロポロ落ちることもない。
ですが、強力なつなぎである化学合成樹脂は珪藻土の効能の穴も塞いでしまいます。


こうなると珪藻土=自然素材とは一概に言えなくなっているのが現状です。


最近では、珪藻土の健康的メリットだけではなく
ビニールクロスとは違った優しい表情のある空間にしたい!という
意匠性で珪藻土を選ぶ方も増えてきています。
そんな方にはメンテナンスのしやすいつなぎが化学合成樹脂の珪藻土がおすすめです。


逆にシックハウス経験者、珪藻土の効能を最大限活かしたい!という方は
つなぎも自然素材の100%自然素材の珪藻土で自然素材の家をつくることをお薦めします。

吉祥寺 ハウスギャラリーの壁もこの自然素材100%の珪藻土を使っています。
ところどころヒビが入って、だれかがぶつけたところはちょっと表面が欠けています(笑)
だけどこれこそ効能をもたらしてくれる自然素材の家の味わいとして、
一緒に年月を重ねていってもいい!という心が必要ですが。

そんな方はぜひ吉祥寺 ハウスギャラリーで自然素材の家を体験してみませんか?
きっと、メンテナンスがいいものより本物の自然素材の家を選ぶ方の気持ちが分かるはずです。

KAJA DESIGN 資料請求はこちら

ハウスギャラリーのご来場予約


Other Journals

2016.04.22 construction

品川区「M様邸」木工事完了間近です。

2016.04.21 blog

roof top

2016.04.19 construction

千葉市「M様邸」木工事終了です。

2016.04.19 construction

武蔵野市「A様邸」木工事中です。

2016.04.18 blog

お疲れ様でした!

2016.04.14 blog

カラヴァッジョ展

2016.04.11 blog

花より団子

2016.04.08 blog

吉祥寺社員食堂プロジェクト 始まりました

Contact