クロボカンの静かな田園風景の中にひっそりと建つヴィラシンシンの紹介です。

ヴィラがわずか3棟のみの、ラグジュアリーで時間がゆっくりと流れる本当に静かな
ホテルです。女性オーナーの名前がそのままつけられた「Villa　SinSin」・・・
多角形の大屋根が印象的で、古き良きバリ島の空気を感じるにはもってこいの
ヴィラでアンティークなオブジェや家具が趣味良く設えられています。
入口は、街並みに馴染み過ぎで少し分かり難いかもしれません。

3棟の内2棟は当社のスタッフが宿泊しました。チェックアウト時に残りの一棟も
見学させてもらったので、全棟制覇です・・
バンブーでセパレートされた気持ちの良い、目にも優しいアプローチを進むと
各々のゲストルームです。

バリ島の厳しい光を遮るためにこの様な形状の屋根になったそうです。
ヴィラ別に形状が異なりますが、どの棟も光の注す方向や風の通りを考え
抜けていたり壁だったりと、自然と共に暮らす心地良さを想像しデザイン
されています。

石造りのかわいいオブジェが迎えてくれます。

他のヴィラは、このような形状です。


緑も綺麗で多くの花が咲き、本当に気持ちの良い空間です。

かわいいアンティークの家具、そして美味しいバリコーヒー・・・最高です。

各ヴィラ毎にプールがあります。
形状は異なりますが大きめの贅沢サイズのプールばかりです。



東屋のデイベッドでのんびりです。

夜のライトアップは、控え目で心地が良いです。

かわいい石段を降りるとゲストルームです。

ヴィラの入り口です。
奥のプールまで抜けた空間に、大屋根がいろいろな形で交差して見える
この「態」は、優雅で鳥肌が立ちます・・最高ですヨ!!

ダイニングスペースです。
白を基調に、清潔感のあるシンプルなデザインです。


建築洋書でたびたび見るシーンです。
チークの古材の上にガラスをのせただけのシンプルなダイニングですが
存在感が凄～いです。

夜になると、横のプールから溢れる水の音が何とも言えない癒やしを与えてくれます。
こんなダイニングスペース、理想ですよね。

オーガニックな朝食が、疲れた身体を整えてくれます。


寛ぎのリビングスペースです。
贅沢な世界観を創り出す重厚感のあるアンティーク家具やオブジェは
古き良きインドネシアの歴史を感じる「あじ」のあるものばかりです。

住空間と重ね合わせて想像できる様なシンプルで質感のあるデザインです。
大屋根は別ですが・・

リビング上にロフト風のセカンドリビングがあるヴィラも。


どの空間も共通して言えることは、色感や質感が落ち着いて素晴らしい事。
最高の「心休まる空間」です。


夜は、優しい照度のライティングが目の疲れを緩和してくれます。
こんな空間でいただく「お酒」・・・日常に繋げて行きたいですネ!!
「一緒に実現しましょう・・」


天蓋付きのベッドルームです。
この天蓋は、実際「カヤ」の役目をしてくれます。
見た目だけでは無く、蚊から守ってくれる強い味方です。

ぐっすり就寝です。

水回りスペースです。
軒下洗面・軒下バスルームと言ったところでしょうか？
外の緑を感じながらゆったり足をのばしてのバスタイムは「至福」の瞬間です。




シンシン女史のナチュラルで高い美意識を感じるこの空間は、最近流行りの
大型リゾートホテルでは得られない特別なものでした。
印象的だったのは、大屋根が入り組む空間を気持ちの良い風が通り抜ける
リビングスペースで感じた空気。
木陰でうたた寝・・昔は普通だった日常ですが、この忙しい毎日で忘れて
いました。
ふと眠りに落ちてしまうあの気持ち良さを、久しぶりに感じた瞬間でした。
大屋根は無理ですが、この「Villa SinSin]で感じ得たこの素晴らしい体験を
日本の住空間で再現していこうと再認識させられた場所であり、「時」でした。
スタッフの自然な立ち振る舞いもとても好感が持てました。
「自然体・・」の素晴らしさを思い出させてくれた心休まる場所です。
デザイナーと創るリゾート空間　デザイナーズ住宅はカジャデザイン