国際色豊かで、エネルギッシュな台湾の文化・エンターテインメントの中心
「台北」にあるWホテルをご紹介します。
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自分個人としては、23年ぶりに訪れた台北でした。
空港から仕事の打ち合わせの為現場に向かい、夕方のチェックインと
なりました。以前に訪れた時の台北とは全く変わっていて、インフラ整備が
行き届き街中には全く電柱が無く、電柱の代わりに沢山の植栽が街の緑化に
一役買っていました。
ホテルも壁面緑化や無垢の木を共有部分にマテリアルとして沢山使用されていて
W特有のスタイリッシュモダンに自然素材が解け込み柔らかな印象を受けました。
1Fは広々とした開放感のあるエントランスホールとエレベーターホールです。
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無垢板と黒モザイクタイルが不規則な幅で壁面を構成しています。
また、カウンターは右が無垢板・左がミラーと異素材を使用しているのですが
全く違和感が無く勇気あるデザインに驚かされます。
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エントランスホール左手のエレベーターホールへと続きます。
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1Fのエレベーターホールです。
フロントのある10Fへと上がります。
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10Fのエレベーターホールを抜けチェックインの為にレセプションへ
向かいます。ホールセンターのスリット壁から射す光が色っぽかったです・・
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レセプションは、Wホテル色・・・パープル・レッド・ブルーに彩られ、
テンポのいい音楽が流れています。
お洒落な家具やオブジェが空間を演出し、リラックスできる大人の「非日常」へと
スイッチが切り替わる気がしました。
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日中は自然光がさしとても心地がいいです。
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ちょこっとブレイク・・・
10Fのホール周りのカウンターが気になりました。
節の付いた白木をカウンターの材として綺麗に、そして丁寧に使用していました。
骨格は、木の反り防止も兼ねアイアンでトップをガラスでスッキリとデザイン
されていました。
照明効果等も計算しつくされていて、個人的にとても気になる滑らかでセクシーな
カウンターでした!!!
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製作者は大変だったでしょうが、素晴らしい仕上がりでした。
住空間に、ポイントでこんなワークスペースやラバトリー・バーカウンター?
があったらお洒落ですよね。実現してみませんか??
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照明が入るとよりセクシーに変貌します。
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では、エレベーターで25Fへ・・
エレベーターを降りるとこの光景です・・・
真っ赤なホールは、台湾にいることなど忘れてしまいそうな空間です。ここはNY・・(笑)
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壁面は、アジアのような印象の装飾が並びますが、「ベタ」でないスタイリッシュな
アートがパブリックスペースを彩る・・Wらしさを感じます。イイです!!
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続いて、ゲストルーム。
今回宿泊したのは、台湾のランドマーク「台北101」側の「スペクタキュラルーム」
にしました。室内は共有部分の華やかさとは対照的で、トーンは控え目ナチュラルカラーで
「居心地」を感じる空間構成でした。
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動線も狭いなりに回遊出来る様な工夫されたデザインで、住空間にとても近い
使いやすさを感じる配置でした。
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照明も効果的に配され落ち着きのある寛げる空間です。
ベッドは、もちろんトップブランドのシモンズ製です。上質な眠りへと
導いてくれます。
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長いカウンターは、ワークスペース・バースペース共用です。
収納力も加味し、スッキリとしたシンプルデザインでした。
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窓側には、遊び心を感じる照明器具やオブジェがディスプレイ
されています。
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オープンスタイルの洗面スペース。
アメニティはWスパで使用されている「bilss」で、レモンの香りが
とても爽やかでリラックスできますよ。
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オレンジの間仕切りの奥がバススペース。
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シンプルですが、バスタブが深めで「風呂」としてゆっくり浸かれます。
また、台湾南部は大理石の宝庫・・バスルームの床・壁は優しい生成りの
台湾製大理石が使用されていました。
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最後に、部屋の窓から望むランドマーク「台北101」です。
このホテルから、徒歩で10~15分程度の距離感・・迫力です。
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1stでは、エントランスからゲストルームをご覧いただきました。
クールでスタイリッシュなパブリックスペースと、落ち着いた優しい印象の
ゲストルームは対照的ですが、どちらの空間もとてもおしゃれで「W」らしかったです。
台湾の文化や素材も取り入れながら、NYやLAの雰囲気も十分感じ得る
一言では語り尽くせない、魅力あるホテルでした。
2ndでは、レストラン・バーを紹介します。 お楽しみに・・・
デザイナーと創るリゾート空間 デザイナーズ住宅はカジャデザイン