2016.04.22 construction
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2014.08.16
まだまだ暑い日続いておりますが、夏といえばやっぱり「お祭り」ですよね。
いろんなイベント盛りだくさんだと思いますが
実は、夏は『アートの季節』でもあることをご存知でしょうか。
いま、日本の各地でアートの動きが活発にありますが
その中でも私が一番のおススメなの【大地の芸術祭】です。
地域に内在するさまざまな価値をアートを媒介として掘り起こし、
その魅力を高め、世界に発信し、地域再生の道筋を築いていくことを目指す
そんな壮大なアートイベントです。
新潟の越後妻有地域の里山を舞台に3年に1度開催される世界最大規模の国際芸術祭で
2000年のスタート以来、2003年、2006年、2009年、2012年の5回が開催されていまして
今は、来年(2015年)の第6回に向けた準備が進められているようです。
日本はもちろん、世界各地から様々なアーティストや建築家などが参加しています。
一番感銘を受けたのは、ジェームス・タレルの作品です。
大地の芸術祭では、「光の館」という建物があり、宿泊も可能です。
言葉で表現するのはとてもの難しいのですが
空の切り取り方、その光の扱い方、たたずむ空間の心地よさなどは
これまで体験したことのない不思議な感覚を得ることができます。
住宅をつくる上でも、共通する部分があるように感じていまして
窓を設ける位置やその納め方ひとつで全く異なる光の入り方
景色の見え方、洗練された空気感をまとうことが出来ます。
東京都心の住宅事情を考えると非常に難しい課題ではありますが
何気ない日常の太陽の動き、影の動き、空模様などが
家によって素敵に演出できるような住まいをつくっていけたならば
もっともっと暮らしに奥行きが生まれるのではないかと試行錯誤中です。