フランシス・ベーコン展が竹橋にある東京都国立近代美術館で開催されていたので早速いってきました。
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今回の展示は、ベーコンの歴史だけでなく、実物大のベーコンのアトリエ写真や、ベーコンの作品にインスパイアされたアーティストによる巨大映像パネルによるインスタレーシンや、演舞の記録映像と、没後アジア最大の展示と言うだけあって、かなり見応えのある展示となっています。
ベーコンの絵と言うと、「不気味な」「恐怖」「ピカソの様な異形」と言った印象がありますが、一方一般的な絵画よりも、「鮮やか」「洗練された配色」「無駄の無い線」と絵画を描く人よりも、むしろデザインをする人の目線や、ルールを感じる事が多かったように感じました。これは、ベーコンが20代、30代と、インテリアデザインの仕事に携わっていた事が大きいのだと思います。そのせいもあってか、どの絵も室内を感じさせる、もしくは室内が構成要素に入った内容になっています。
今回の展示は本当に丁寧に解説が着いているので、初めての方でも、「ねじ曲げられた空間表現」や「恐怖をあおる様な仕掛け」以外の見方ができて、見る人によって色々な解釈、発見があると思うので、ベーコン好き以外の人もぜひおすすめです。
CG担当の比嘉でした。