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2011.09.11
こんにちわ、インテリアデザインを担当している井土です。
先日中国へ自社家具の検品に行った際、
時間が少し空くので社長から
上海に最先端ホテルでも見に行ってくれば?
とありがた?いお言葉をいただき、
最先端ホテル、上海の街を一日一人旅してきました!
一日めぐって驚いたのは、
工場や銀行など古い建物をうまくリノベーションしているところが
とても多いのです!
例えば社長ブログにも登場した古い倉庫をリノベーションしたホテル
The Waterhouse at South Bund
一見ホテルを探していると見逃してしまいそうな外観です。
が、中に入った中庭はこんな感じです。
真っ白な外壁にみずみずしい植裁のグリーン、
そして劣化して質感だけが浮き立った木と鉄。
空間全体がアートです。
室内は古くなったモルタル壁や構造金物を所々剥き出しにしてラスティックな雰囲気、
かと思えばフラットに塗装された真っ白な壁やシャープに繋がる開口のラインがモダンで
洗練された印象を与え、なんとも言えないバランス感で落ち着くのです。
この雰囲気はリノベーションだからこそできたのだと思います。
きっと新しい建物では作り出せません。
モルタル壁のシミまでもデザインにしてしまう演出には少し笑ってしまいましたが!
画像がブレてますが階段の壁の濃いシミ部分にルームナンバーが書いてあるのです。
このホテルの周りにも銀行をバーやレストランにしたお洒落な建物が沢山ありました。
そしてホテルのある外灘から少し離れて...
ここどこかの雰囲気に似ていませんか?
吉祥寺ハモニカ横丁!
迷路のような細い道に新しいお店、古くからあるお店がたくさん混ざり合い
夜もにぎやかに盛り上がっていました。
こちらはまだ頭の上には電線がいっぱいでしたが。
ハモニカ横丁にそっくりなここは
上海アートの発信地、「泰康路(タイカンルー)」です。
行ったのがもう遅い時間だったので画廊などは閉まっていましたが
明るい時間では見れないお店の雰囲気に大満足でした。
上海での一日を通して感じたこと、それはリノベーションの可能性です。
日本でもマンションや店舗のリノベーションはたくさんあります。
ですが、リノベーションだから作り出せる雰囲気
という視点で空間を作ったことはあっただろうか?と。
古いものを新しいもので覆って隠してしまうのではなく
混ざり合うことでできる居心地のよさ。
またそれは室内空間も街も一緒なのかなと。
そう思いました。