2016.04.22 construction
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2009.12.11
先日、東京ガスさんの主催で 「ひとの住処=SUMIKAとは何か?」をテーマに掲げられたプロジェクト「SUMIKA PROJECT」の見学に栃木県は宇都宮まで行ってきました。
日本を代表する著名な建築家 伊東豊雄,藤森照信,西沢大良,藤本壮介の4氏が,宇都宮に3つの住宅とひとつのパビリオンを設計した「SUMIKA Project」.
車を走らせ東京から約1時間半。栃木県宇都宮市の住宅は、今でも大谷石が積まれた外壁や土蔵造りの家々が昔からの日本の風情を感じさせます。
道中、重要文化財に指定されている旧篠原家住宅」の見事な黒漆喰の外壁と桟瓦葺 の屋根が朝の太陽をバックに威風堂々と建っていました。
カーナビが目的地へと導き、いよいよ東京ガスさんの宇都宮へ到着しました。
まず目に飛び込んできたのが伊東豊雄氏の作品。写真で想像していたより小柄で白とガラスと白木のまるで模型のような建物。樹木が枝を広げるように描いて伸びる架構は、六角形のパターン自体が構造体になっています。大テーブルやキッチンを囲んで人々が木陰に集うような場所となるように考えてとなってをお部屋設計されということです。前の日の雨の水たまりが太陽の光を浴びサンキャッチャーになってたくさんの小さな光がキラキラと床面に写し出されとっても気持ちが良かったです!
バスで移動し、お次は西沢大良氏設計の住宅「宇都宮のハウス」へ。
太陽の光に支えられて生活パターンを作り出す住宅とういことで屋根がガラス貼りになっていて朝はベッドの上に光が落ち、お昼時のキッチンは眩く光が落ちるようにかなり入念に太陽の動きを観測し模型で試験を重ね、自然と共に生活をするという斬新なデザインでした。
そのお隣にあるのが、藤本壮介氏の「house before house」
2-3畳ほどの小さな白い箱がそれぞれお部屋になっていてひとつの箱につき、1本の落葉樹が植えられおり、それぞれが階段や道で繋がっています。家の内と外が曖昧につながった状態で住んでいるような設計をされたそうです。
少し歩くと、「タンポポハウス」などで有名な藤森照信氏の「コールハウス」が。
真っ黒に焼かれた杉が外壁を覆い、先ほど道中で見た黒漆喰が栃木県の建築を思い起こします。
初源的な住まいである"洞窟"、暮らしに返り咲く"火"、究極の素材としての"炭"、2階を特別な空間へいざなう"梯子"、そして、日本の住宅史を紐解いての、多くが集う"九間(ココノマ)"、もてなしの場である"茶室"外の土にクマ笹がしっかりと生え茂り茶室から突き出る一本の木が空に向かってズンッと矢をさし何かを物語っているようでした。
最後はまたパビリオンに戻り、オトワレストランさまの現地のオーガニックな食材をふんだんに使った美味しいお料理をいただき、本当に大満足でした。
建築やデザインがお好きな学生のみなさん、またプロの方々にも是非是非いろいろな方にオススメな見学会です!機会をつくってぜひお出かけくださいませ
■詳細はこちら↓
http://kenchiku.tokyo-gas.co.jp/sumika_project/
KAJA DESIGN kt