2013年最初の「心を休める空間」は、バリ島のヌサドゥア地区にある
スタイリッシュな「THE BALE」をご紹介します。
1stでは、ホテル共用エリアをご覧いただきます。
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THE BALE
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2012.11 インドネシアの旅でも一部紹介しました THE BALE です。
私がこの「KAJA DESIGN」を創設したきっかけとなったホテル(空間)は
インドネシアJAVA島の「AMANJIWO」と、このホテルBALI島の「THE BALE」です。
この累なる2件のホテルの空気感を1人でも多くのゲストのみなさんにご自宅で感じて
いただければと思っています。
このホテルは白を基調に、直線的でシンプルでありながら統一感のある
ファッショナブルなインテリアと質感のあるインドネシアのマテリアルで
空間構成がされています。
また、スリットから自然光をお洒落に取り入れていたり、陰影を楽しめる間接照明の
配置等を取り入れ、よりリフレッシュ出来る空間を形成しています。
また、2012年5月に4ヶ月間の改装工事を経て、再オープンという事で楽しみにして
いたのですが、案の定終わっておらずレセプションやレストラン、一部のゲストルームは
まだ、完成までに数カ月掛りそうな雰囲気でした。
こういう温かい国は、仕方ありませんネ・・
レセプションです。
コンパクトでシンプルなデザインですが、マテリアルの質感が
リゾート感を演出しています。
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夜のレセプション・・間接照明が効果的に取り入れられており
昼の印象とはまた違ったラグジュアリーな空気感です。
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カウンターの上も南国の草花で綺麗に飾られています。
BALIらしい雰囲気です。
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カウンター横に水盤が設けられており、視覚から「涼」を感じます。
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レセプション前のウエイティングスペース。
シンプルでとても良い空間ですが、残念ながら天井がまだ仕上っていません。
工事中で残念でした・・
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ライブラリーです。
やや手狭ですが、自宅のスタディールームやコンパクトなリビングを
想像するにはとても良いスペース感です。
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チェックインを終え、ゲストルームでしばし休んだ後、レストラン・プールへ
向かいます。
ライムストーンの塀と木々にセパレートされた階段を上ります。
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開放感たっぷりのプールエリアは、小さな東屋やウォーターインベッド
木陰のソファースペース等、思い思いにこの広い空間を楽しめる「仕組み」を
用意してくれています。
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レストランスペースです。
2件あるレストランの内の1件は工事中で、この写真の1件のみです。
白を基調にしたオープンスタイルの厨房から美味しい食事や飲み物が
運ばれてきます。
スタッフはみんな笑顔で楽しそうに働き、良い雰囲気でした。
勿論、食事もとても美味しかったです。
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天井が高く開放感のあるレストランは、ホワイトとブラウンの
色調でシンプルモダンに仕上げられています。
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夜は厨房を明るくし、レストランスペースは照明を落としています。
薄暗いイメージもしますが、手元のキャンドルの柔らかい光に癒やされ
ついつい長居してしまいます。
「心休まる場所」です・・この空間、タイプでした。
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レストランのディスプレイスペースです。
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共有部分の「夜」の装いをご覧ください。
レストラン部分です。
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レストラン横のカウンターエリアです。
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ゲストルームへ向かうウォークウェイです。
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ウォークウェイの照明を効果的に配置することにより
石材の質感や塀のスケール感をより印象付けてくれます。
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最後に、共有部分のグリーンをご覧いただきます。
共有部分やゲストルームを飾る植栽は、南国のリゾートとしては
あまり多くありません。
しかし、照明と同じ様に効果的にグリーンを取り入れています。
原生していたメインツリーと、後から取り入れた植栽のバランスが
本当によく、ついつい多くなりがちなこの様なホテルからすると
意識的に抑えている感じはします。
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意識的に植栽の量を抑えていますが、このグリーンの雰囲気と
やや高めの塀のバランスとこの植栽の間から注す自然光の光量が
本当に心地がいいです。
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ポイントで咲く南国の花は、濁りが無く綺麗です・・
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THE BALEの共有部、いかがでしたでしょうか?
このホテルを象徴する石材「ライムストーン」の塀がウォークウェイを
形成し、プライベートヴィラへと誘導してくれます。
決して豪華な大型リゾートホテルではありませんが、素晴らしいホスピタリティー
やシンプルながらお洒落で洗練されたインテリア感は「リゾート」~「リラックス」
へと誘い、大人の空間を演出してくれています。
デザイナーと創るリゾート空間 東京注文住宅はカジャデザイン