紙の種類とその特徴
◎上質紙一般的なコピー用紙と同じような質感の印刷用紙です。紙の表面は光の反射が少なく、コート紙よりも発色は落ちますが、「写真が少なく・文字が多い印刷物(書籍など)」に適しています。また非塗工のため筆記適正が高く、鉛筆などの手書き文字が書き込めるという特徴があります。
◎コート紙
コート紙は用紙の表面にコート剤がコーティングされており、光沢のあるツルツルとした質感の印刷用紙です。
発色が良く、写真など彩度の高いものをカラーで表現するのに適しています。
ただし、コーティングによって筆記には不向きです。
◎マットコート紙
コート紙と同じようにコート剤がコーティングされていますが、コート紙と比べて光沢が抑えられています。しっとりしたような質感の用紙です。発色はコート紙に近く、カラー印刷にも適しております。光沢が抑えられている分、文字のちらつきが少ないため会社案内・パンフレットなど文字の多い紙面にも多く使用されます。
◎色上質紙
上質紙と同じ材料の紙に染料などで着色したものです。
紙自体に色が付いているのでモノクロ1色で印刷しても見栄えしますが、逆にカラー印刷については下地の色に影響を受けてしまいます。
◎ファンシーペーパー
紙に模様が入っている、凹凸が施されている、ラメが入っている、など意匠性が高い用紙の総称です。
その独特な見た目や手触りで、高級感や他の印刷物との差別化が期待できます。